施設の選び方
介護施設の選び方は?
良い施設を選ぶ上で知っておきたい3つのポイントとは?
みなさん、介護施設選びにお困りではないですか?
大切なご家族を安心して介護してもらうためにも、施設選びはとても重要です!
ここでは、良い介護施設を選ぶために知っておきたい3つのポイントを紹介していきます!
「介護施設の選び方がわからない」という人や「良い介護施設を選びたい!」という方は、参考にしてください。
良い施設を選ぶためには上記の3つが重要なので、まずは一つ一つ参考にしてください。
1希望する条件を
設定する
介護施設を選ぶ時、重要なのは、条件面を明確にすることが大切です!
費用、立地、設備、医療体制、など施設ごとにより、サービスはさまざまなので、自分の中に希望をまとめましょう。
希望条件をリストアップするポイント
まずは、自分の中にある希望条件を、リストアップし、条件に合う介護施設を選びましょう。
優先順位を決めること
優先順位を決めることで、妥協できないコトと妥協できるコトを明確にしましょう。
自分にとって、絶対に譲れないポイントをまとめてみることで、両親を安心して任せられる施設探しに役立つでしょう。
入居可能な施設
を調べる!
入居可能な施設を探すことが重要です。
介護度や要支援など、症状や条件により入れない施設はたくさんあります。
自分が希望するサービスがある施設を把握しましょう
入居する本人と
しっかり相談すること
自分の中で妥協ポイントを決めれば、希望条件が合う施設を選ぶことができるでしょう。
しかし、入居されるご本人とも相談をしておかないと不満を感じてしまうこともあります。
入居するご本人さまの希望する条件に合わず不満をためないためにも、きちんと相談しておきましょう。
介護施設の種類について知っておこう!
介護施設といっても老人ホーム・ケアホーム・グループホームと、いくつかの種類に分かれています。
それぞれ条件を介護度に合わせたサービスを選ぶことで、ご本人様にとって良い介護施設を見つけることができるでしょう。
1有料老人ホームとは?
有料老人ホームとは食事・洗濯・掃除といった家事作業の援助をする介護施設のことを指します!
一言に有料老人ホームと言っても3つの種類によって分かれています。
有料老人ホームの3つの種類
介護付き
食事、入浴、排せつの3つを受けることができるサービスです。
一般的イメージされる介護施設は、有料老人ホームの介護施設と言えるでしょう。
住宅型
自立した方が対象の施設で、自分が困ったときに対応してくれる施設です。
比較的に自由で生活の援助や緊急時の対応が必要な時に選ぶ施設です。
健康型
自由に生活をして食事のサービスや生活しやすい設備が充実しています。
ただし、要介護度が上がっていくと退去させられます。
2特別養護老人ホームとは?
公的に運営している介護施設で、要介護度3以上の方を対象とした施設です。
特徴としては、料金が安く、充実したサービスが受けられることから、かなり人気の介護施設と言えます!
初期費用は無料で月額負担費用は、8~13万円程度と低コスト!
人気な施設につき入居するまでに時間がかかりすぐすぐ入居できず、人によっては数年から十年以上も入れないというケースもあります。
3グループホームとは?
認知症や高齢者または障害者が支援を受けながら生活する場所をグループホームといいます。
要支援2または要介護1以上の認知症患者と認められた方を入居対象としている施設です。
認知症患者に特化したスタッフが常駐しているため、適切に対応してくれます。
また入居者は9人までと少なめなので、コミュニケーションがとりやすく、アットホームな空間でリラックスして生活することができます。
ただし、医療スタッフがいないため、医療ケアに期待ができないことが不安という声もあります。住宅地にあり人気のサービスで入居がなかなかできないので、早めの申し込みが必要です。
4ケアハウスとは?
60歳以上の高齢者が生活の支援を受けることができるサービスで、低額で受けることができるのが特徴です。
ケアハウスも3つ種類があり、A型・B型・C型の3種類がありましたが2008年以降はA型とB型はなくなり、C型のみになりました。
C型の中には一般型と介護型の2つに分かれています。
一般型の場合は介護サービスがなく食事のみのサービスになり、介護型の場合は食事と介護サービスどちらも受けることができます。
入居条件も入りやすく要介護度1以上を入居対象としています。
ケアハウスも人気施設のため、なかなか入居しにくいので、早めの申し込みをおすすめします。
2入る介護施設を決め、いくつか候補を決めよう!
介護施設の情報を集めたら、候補を決めましょう。
人気の介護施設は入れない場合もあり、いくつか候補を決めておきましょう!
1つや2つと候補を少なめに絞ってしまうと、入りたくても入居できない事態や、
これから紹介する働いているスタッフの印象で候補から消えてしまう・・・なんてことだってあり得ます。
良い施設を選ぶためにも、候補をたくさん作り、希望に近い施設はなるべく増やしましょう。
いくつか候補の施設を決めて、見学などをして、最終的に3つの候補から施設を選ぶのが理想です。
条件や立地などを集めて候補を絞ろう
良い施設を選ぶなら、まずは利用施設の種類を決め、自分が住んでいる地域で検索し該当施設をできるだけ多く洗い出していきましょう。
費用や立地の条件が良くても、設備や面会時間など、条件が合わない場合があります。
気になる介護施設が決まったら資料、パンフレットの請求
候補となる施設が決まれば、次は、パンフレットの資料請求です!
インターネットを使って、該当施設にパンフレットや資料の請求をしましょう。
パンフレットには、施設の設備や雰囲気など公式サイトでは、わからない条件を確認できます。
パンフレットは施設の雰囲気もわかりやすいので、入居するご本人様とご一緒に確認するといいでしょう。
ただし、パンフレットは施設を良いものと紹介するものなので、必ずしもパンフレット通り綺麗な状態であるかはわかりません。
あくまでも雰囲気を知るためのものとして、見るようにしましょう。
パンフレットで先に確認すべきポイント
各施設により入居条件は、バラバラです。
入居条件が合わない施設は候補から外しましょう。
まずは、入居条件が当てはまる施設を選びましょう!
また、良い施設があっても、料金面で厳しければ長く利用することは難しいと思います。
施設を選ぶ際に重要な「入居条件」と「費用」は、パンフレットできっちりと確認しましょう!
面会時間についてもしっかりとチェック!
せっかく近くの施設を選んだのに、面会時間に間に合わず面会できないという事態を避けるためにも、面会時間が合う施設選びは重要です!
面会時間は各施設により違います。
また今の生活リズムが永遠に続く保証はないので、面会時間に融通が利きそうな施設を選ぶのも良いです。
運営法人についても調べておくとベスト!
現在、介護施設は、全国で、どんどん増えています。
まったくの別業種から介護業界に参入したというケースも多いため、運営している会社については調べることをおすすめします。
どんなに条件面が良くても、スタッフの教育が悪ければ施設の雰囲気も悪くなり、良いサービスを受けにくいです。
良い施設を選ぶなら、運営している会社も調べるように心がけるといいでしょう。
以上がパンフレットを見るうえでチェックすべきポイントです。
その点を踏まえて、条件が合う施設を見つけていきましょう。
ただしこちらも、1つに絞るのではなく複数の施設を候補として選びましょう。
こちらも条件だけで1つの施設に絞るのは危険です。
候補となった施設に見学に行き実際に目で見て確認しましょう。
3入る介護施設が決まったら見学は必須!
希望条件を決めて、入居施設の候補のパンフレットチェックが終われば、次は見学です!
入る施設が決まったら、必ず見学をしましょう!
実際に良い施設を選ぶなら施設見学は重要です。
見学することで、食べ物の味や勤務しているスタッフの質そして、
施設の設備などありとあらゆるものをチェックし安心して任せることができる施設を探してみましょう。
見学で失敗しないためにしておきたい5つの手順!
- 1見学の日程を決める
-
まずは見学の日程を決めましょう。
空いている日程を決めて見学できるのか確認してください。
- 2見学の予約をする
-
見学するなら必ず、予約してから見学するようにしましょう。
日程が決まったら、電話で予約してください。
その際に、パンフレットを見て気になったことの確認や当日持って行ったほうがいいものなどを確認してみるといいですね。※見学する場合はお昼や昼食やレクリエーションが見学出来る時に予約をしていきましょう。
- 3見学で質問する内容を決めておく
-
せっかく見学するなら、確認しておきたいポイントを自分でまとめておきましょう。
見学する前と見学した後では印象が変わり質問内容も変わることも多いようです。
パンフレットを見て気になったポイントをまとめて当日質問するといいでしょう。※特にパンフレットには、記載がない料金の負担などもあります。(紙パンツやレクリエーションなど)
入居する上での負担額はとても重要だと思います。トラブルを防ぐためにもきちんと確認しておきましょう。
- 4見学でのチェックポイントを決めておく
-
見学するときにチェックしておきたいポイントをまとめておきましょう。
実際に見学した際にチェックするポイントを忘れてしまう場合もあるため、事前にチェックポイントをまとめてメモにしておきましょう。
例えば、「施設がきちんと掃除されていること」や「施設の設備など施設見学の際に確認しておきたいポイント」をまとめ見学した際にチェックしておきましょうね。
- 5見学に持っていくものをチェック
-
見学する際の質問や確認事項などをメモした紙や筆記用具など必要なものを忘れないように、事前にチェックしておくといいでしょう。
カメラを持っていき施設の雰囲気を撮影し、家に帰ってからチェックしてみましょう。
入居者さんもいるので、カメラ撮影に関しては必ず見学先のスタッフさんに確認をとってから撮影するように注意してください。また、施設周辺を散策する場合もあると思いますので、動きやすく歩きやすい服装を選びましょう。
見学するうえで必要な持ち物- 筆記用具
- カメラ
- 質問するためのメモ等
介護施設の見学で注意しておきたい6つのポイント!
介護施設の見学の前に確認しておきたい6つのポイントを紹介していきます。
見学するなら最低限これから紹介する6つはしっかりと確認しましょう。
1スタッフの状況確認
やっぱり介護するスタッフはとても重要です!
離職率が高いとスタッフのレベルも期待しにくいと言えます。
また、教育体制も確認すれば、スタッフの質も見えてくると思います。
教育に力を入れている施設ならスタッフの対応にも安心できますよね。
ご両親を安心して預けるためにもスタッフの態度や教育体制は確認するようにしましょう。
2ケア体制
施設によってケア体制はさまざまです。
医療体制や介護の体制については詳しく確認しておきましょう。
介護予防や自立支援またはリハビリの方法など安心して任せられる施設を選びましょう。
3ほかの入居者
良い施設を選ぶ上で一緒に住む人は重要です。
ご両親に入居後、楽しく生活してもらうには、施設の雰囲気や一緒に暮らす利用者さんとコミュニケーションがとれそうなのかチェックしておきましょう。
レクリエーションを行っている時に見学に行けば、利用者さんの様子を見ることができると思います。
4食事
もっとも重要なのは食事ですね。
毎日続くことなので、食の好みが合わないと大きなストレスに感じることでしょう。
ご本人様に実際に食べてもらい味が合う施設を選んであげることが重要です。
5施設の設備
施設の確認をする上で、実際に暮らす専用の居室を確認するのはもちろんのこと、共用スペースや入浴設備の内容を確認しましょう。
特に機能訓練室の確認は大切で、介護度が重くなってしまうと寝たきりの状態になる場合もあります。機能訓練方法や設備もしっかりと確認しておきましょう。
6清掃状況やメンテナンス状況
見学の際は清掃状況の確認をしましょう。健康に生活するには衛生面に気をつける施設に安心して任せられますね。
掃除がきちんとできていないと施設の設備、手入れが悪い施設もありますので、清掃状況はきちんと確認していきましょう。
また、清掃状況が悪い施設は人手不足の恐れがあります。
人手不足だと教育が行き届いていない可能性も心配です。
良い施設を選ぶための3つの方法まとめ
- 1希望する条件をまとめる
- 2介護施設の候補を決める
- 3候補の施設を見学する
以上が良い施設を選ぶための3つの方法です。
良い施設はあなたのご家族が安心して生活できる施設です。
良い施設は「良い施設であるほど人気」なので、すぐに入居ができないこともあります。
早めに行動して良い施設を探してみてはどうでしょうか?
また、気になることある場合は施設に遠慮せずに、何度も見学して施設の様子を確認しておきましょう。
良い施設との出会いも大事ですが一番は何を大事にしたいことを決めるかだと思います。あなたとご本人様の中で何が大事なことかをよく考えて施設選びをしてみましょう!